快調談話室

正しく伝えたい


1昨年にどにぺれ設立20周年を迎え、今年は終戦から70年、阪神大震災から20年、この節目ふしめで検証や教訓を得て、後世に伝える努力をして行かねばならない私たち。
 子供の頃、日々の生活の中で周囲の人たちに話そうとするとき、その意図がうまく伝わらず、聞いてもらえないじれったさから「ねえねえ、ちょっとぉ聴いてぇ!」と相手の肩を叩いてみる。それでだめなら話の内容を大げさに、面白おかしく脚色し、皆の興味を引こうとする。そしてそれが次第にエスカレートして行く。他人が自分のことを"ビッグマウス”と揶揄していることも知らずに・・
然しながら、これが公共機関であれば問題は大きく、そうあってはならない。
先般のA新聞の報道姿勢でも話題になったが、間違った報道から米国では次々と慰安婦像が建立されて行くのを見聞した時、なかなか物事が正しく伝わって行かないことにジレンマを感じた方も多かっただろう。
その一方では関東大震災時には、刑務所から放たれた受刑者たちが暴動を起こすとか、その他の噂など、事実無根の流言蜚語に踊らされた人々が、結果、在住隣国人への虐殺に至ったとも聞いています。今は携帯電話やネットなどの情報過多時代になっているので極端なことは無いと信じたいのですが、それでも東日本大震災も含め、巨大地震襲来直後には、情報空白の間、放射能汚染を含む根拠の定かではない怪しげな噂から、真実以上の事実まで、さまざまな情報が錯綜するという事案がありました。
 さて、今日1月17日は6434人が亡くなった阪神淡路大震災発生から20年めとなる。今、神戸の街を歩く時、そこに当時の面影は見られません。震災を経験していない市民の割合も4割を超えた今日、各地で追悼行事が営まれています。世代交代や転出入に伴い、経験と教訓を次世代へ継承するにはとの課題に対し”語る側の立場となった今、起きた事実を正確に伝えてゆく責務を感じ、考える一日でした。

【写真】お正月も終わった雪化粧したWH、城跡の残る荒神山城を望む
2015年01月17日(土) No.508 (快調)
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